CD紹介

トッカータとフーガ(パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団)


01.トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
02.ハンガリー狂詩曲 第2番
03.「どろぼうかささぎ」 序曲
04.「詩人と農夫」 序曲
05.牧神の午後への前奏曲
06.ディオニソスの祭り
07.ファランドール

名盤中の名盤。
「ギャルド」はサクソフォンのマルセル・ミュールも在籍した、フランスの吹奏楽団です。

大編成でレパートリーは管弦楽の編曲ものが多く、クラリネットやサクソフォンで弦楽を構成し管楽器は原曲通りの配置を基本としています。
サウンドは華麗そのもので、フランスの管楽器らしいきらびやかな音色が存分に楽しめます。

このアルバムは有名曲ばかりを集めたもので聴き応えがありますが、特におすすめは「トッカータとフーガ」と「ディオニソスの祭り」。
「トッカータとフーガ」では冒頭から目の覚めるようなサウンド。まるでパイプオルガンを聴いているかのような響きは今聴いても新鮮です。
「ディオニソスの祭り」はこの団体のために書かれた曲。
サクソルン属を含む編成で、序盤のあやしい雰囲気はやはりさすが本家。
狂宴の部分に突入した後の熱気は凄まじく、ぜひ一度は聴いていただきたい演奏です。

1960年代の演奏ですが、古さを感じさせないアルバムです。

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